価値観という愛

今日、自分の両親に同棲の挨拶をしにいった。


やはり両親は正直いいとは思っていないようだ。


そりゃそうだ。

確かに自分たちも甘い部分もたくさんある。
しっかりとけじめをつけなくてはいけないところもある。


しかし、自分たちがなぜまだ結婚しないのかを
きちんと自分たちの言葉で伝えたら、
両親は理解してくれたようだ。


いや、近いはできてはいないが
理解してくれようとしてくれているのが
すごいわかり、それが嬉しかった。


どうしても一世代違うと価値観の違いにより
意見が食い違う。


それはこの同棲、結婚観だけでなく
仕事のこともそうだ。


父の世代は団塊の世代であり、
一流企業に終身雇用で勤めるのが
良い、とされていた。


父は高卒ということで、その学歴社会の
まっただなか相当な苦労をしたことだろう。


その結果、自分を小学校の頃から塾に入れて
良い大学へ行きなさいと、くちを酸っぱくして
自分に言い聞かせた。


それが当時は本当に嫌で心のトラウマになっているが、
結果的に良かったと、今は感謝できる。


今はその意味がわかる。


しかし皮肉にも時代は大きく変わり
まったく違うものになっている。


これから父ときちんと向き合わなくては
いけないと感じている。


今まで父とはきちんと向き合ったことが
なかった。


今その時が来ている。