2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【36想】 偶然のチカラ / 植島啓司

ブックオフ100円本 言っていることは、天外さんの 運命の法則と同じようなことだったが、 いろいろな視点からそれを見ていてそれなりに面白かった。 1点印象に残ったこと。 歴史の父ヘロドトス。しかし、彼はペロポネソス戦争を記述した古代ギリシアの歴史…

【35想】 お伽草紙 / 太宰治

いやぁ面白いなぁ。 文学というものに対して どっぷりと浸かっている感覚がある。 どの作品も本当に面白かった。 今までランダムにいろいろな作品を 読んできたが、この作品は中期の作品に当たるらしい。 解説によると以下のようである。 太宰治の作家活動の…

ドキュメンタリー

昔からノンフィクションとか、 ドキュメンタリーというものが好きだったが、 最近森達也さんという人を知った。 きっかけは以下のサイトである。 映画特集 マイケル・ムーアは終わったのか VIDEO NEWS » マル激サンプル マイケルムーアは昔から好きで、 ほと…

【34想】 人間失格 / 太宰治

死を賭して自己の内部をえぐり、現代人の精神の苦悩を、真実を探求、告白する『人間失格』を書く。ここで太宰治は現代において真に人間的に生きようとすれば、その人間は人間の資格を剥奪され、破滅せざるを得ないというおそろしい真実を描いているのだ。『…

【33想】 変身 / フランツ・カフカ

面白い。 古典作品は読みにくいという先入観があって 何度か手に取るのを躊躇して読まなかったが 読んでみると思いのほか読みやすい。 そして面白い! 寝るまでのほんの数時間で読了 もちろんその 「目を覚ますと虫になっていた」という 奇抜なストーリーも…

【32想】 新編 銀河鉄道の夜 / 宮沢賢治

ガキの頃に読んだと思うが、 まったく記憶がない。 そして読んでもまったく思い出さない・・・ それでもめちゃくちゃ面白かった。 双子の星 よだかの星 カイロ団長 黄色のトマト ひのきとひなげし シグナルとシグナレス マリヴロンと少女 オツベルと像 猫の…

【31想】 私の知的生産の技術 / 梅棹忠夫

肝心の「知的生産の技術」を読んだことがないが ブックオフで見つけたので手にとって読んでみる。 本人が書いたわけでなく、 読者の「知的生産の技術」の投稿を 執筆の依頼がないのに、あらかじめ下書き程度のものを作成することがあってもよい。私はむしろ…

【30想】 爆笑問題の日本史原論 偉人編 / 爆笑問題

爆笑問題は昔から大好きである。 太田のこれでもかという程のぼけと、 田中のこれでもかという程のつっこみ。 そして爆笑問題が出ている テレビ番組はどれも面白い。 太田の切り口が面白い。 田中のするどい突っ込みが面白い。 だがたぶん彼らの本は読んだこ…

【29想】 限りなく透明に近いブルー / 村上龍

村上龍氏のデビュー作品 自分が生まれる前の作品である。 途中あまりの描写に気分が悪くなる場面も多々あり 文字だけでこういう気分になるんだなぁと、 小説ってすごいなぁと思った。 そして何だろうこの読み終わった後の 閉塞感というか空虚感というか。 や…

【28想】 俺様は約束してない事を守ったりする。 / 三代目魚武濱田成夫

今回はビビッとくるのが少なかった。 加藤英司がファールフライを打ち上げた時 ピッチャーの江夏は、 キャッチャーの田淵に 捕るな。と叫んだ 俺は それを見て育った それでもかっこいいものは、 かっこいい。

【27想】 他人と深く関わらずに生きるには / 池田清彦

何ともすごいタイトルで 昔から読みたいと思っていた。 昨日妻とケンカして、そのまま夜が明けた今日、 相変わらず嫌な空気に耐えられず思わず家を飛び出して ブックオフに立ち寄るとこの本を見つけた。 面白いものである。 で、とても薄い本だったので、 そ…