【95想】 ウェブ時代をゆく / 梅田望夫

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

自分を、というか若者を元気にしてくれる
数少ない大人である。


大人というと何か違和感を感じるが、
世の中をそのような目でみると、大人から見る若者に対しての
視線がいかに批判的なものが多いかに気づく。


いつの時代もおそらくそうなのだろうが、
自分がそのような立場になったら、梅田氏のような
存在でありたい。


だから今もそう。


小学生とか大学生などを見て、生意気だとか
礼儀がなってないとか、そう思わないようにしている。


もっと大きな視点で見れば、
それらがいかに対したことがないことに気づく。


自分だってそうだったんだ。


だから彼らのポジティブな面を見て、
肯定的に見るようにしたい。


これは逆に若者から大人に対する視線もそうかもしれない。


父親を見てそう感じる。
苦労してきた苦しみを、息子にはさせたくない。
そういう思いで、自分を小さいことから
塾へ入れさせ大学へと進学させたのだろう。


当時は苦しかった。
本当に恨んだこともあった。


でも今はわかる。
今は許せる。


いくつもの価値観の違う世代が
そのような視点でお互いを認め合えたり
理解し合えるようになれたら、
どんなに素晴らしいことだろう。


しかしおそらく、
歴史のどこの地点を見ても
そのようなことはなかったのだろう。


自分は夢想家だろうか。


でも自分はそんな志を持って生きていきたい。


そう思う。