【62想】 未来を拓く君たちへ / 田坂広志

未来を拓く君たちへ (PHP文庫)
もう何度この本を読んだことだろうか。初めて読んだときに衝撃を受けて以来、何度も何度も何度も手に取った。そしてその本の文庫版が出るということでさっそく購入した。
田坂さんの本は行間から改行の箇所などすべてを考慮しておそらく書いているのだと思う。そして今回、それを考慮してそのまま文庫版にしたのだろう。なので物理的な都合上、若干字が小さく、左右のスペースが若干詰まっていて、正直見づらいというのが最初の印象だった。とは言うものの、いざ読み始めればそんなことも忘れてあっという間に最後まで読んでしまった。
そしてこの書籍を題目とした講演の音声があるのだが、それももう何度聞いたことだろうか。iPodなので表現は間違っているがそれこそテープがすり切れるほど聞いた。
前職が本当に大変で、本当に苦しかったとき、何度も何度もこの本を手に取り、そしてこの音声を聞き、そしてその度に励まされた。時に優しく、時に厳しく。自分の中では完全に師匠だ。
この本と、そして田坂さんに出会えたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。