【47想】 自由からの逃走 / エーリッヒ・フロム

自由からの逃走 新版
いやぁすごい本だった。
名著と呼ばれているだけあって唸った。


最近ニューヨークにきて考えていた“自由”というものについて
頭の中で考えていたもやもやしたものを
ずばっと言葉にしてくれた感じだ。


とりあえず赤線でいっぱいになってしまったので
今回は引用は辞めるが、簡単に感想を。


これを読んで思ったのは
自分の心の弱さに気付いたことだ。


日本にいたとき会社に社会に縛られる苦しさから
逃げるようにこちらに来たが
そこには自由はなかった。


それがなんなのかよくわからなかったが
とりあえず家で引きこもっている状態に
気が狂いそうになった。


その状態がまさにこの本に書かれていた。


そして自分の心の弱さに改めて気付いた。


そして今月末会社を退社することで
ますます自由になる。


おそらく今会社に勤めていて
縛られている人からしたら
きっと心からうらやましがられるだろう。


しかし経験がある人は分るはずだ。
真の自由は真の孤独であることを。


まさに今、自分が今後の人生において
どのような道を選択するか迫られているような気がする。


「自由からの逃走」を選択してしまうのか。


いや、積極的指向において
精神の真の自立・自由を目指したい。


メモリンク
エーリヒ・フロム - Wikipedia
http://www.netpro.ne.jp/~takumi-m/book/193-jiyuu_tousou.htm
http://www.geocities.jp/dabudabo/article/fromm.htm
コラム:まえかわの「ま、えーか」〔第16号 平成18年7月21日(第34号)〕−文部科学省
論文
http://www.hiroshitasaka.jp/kotoba/library_file/02_TM0318.html
http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/essay/free.html