ジャズ

今日あの有名なブルーノートへ行ってきた。

ドミトリーで出会った友人と一緒に
夜10時に駅で待ち合わせてバーに向かう。


正直ニューヨークでバーに行くことも初めてだし
ジャズを生で聴くのも初めてである。


ジャズというのは自分の中では未知なるジャンルで
どうも踏み込めない世界だと思っていた。


というのもやはりロックとはまったく違う音楽で
演奏の面で言えば、桁違いにうまいからである。


しかも聴いていてもあまりその良さというのが
正直よくわからない。


なので、ジャズというものをあまり聴くことは
今までほとんどなかった。


今日がある意味初デビューである。


今日はどうやら有名な人がでるらしい、
ということだけを聞いていたけれども、
その人がどれだけすごいのかはよくわからない。


でもニューヨーク来たから、せっかくだから
経験として・・・というノリである。


そんな微妙な感じで考えていた。


そして演奏が始まる。



最初は相変わらずよくわからないなぁと
思っていたが、徐々に不思議な感覚にとらわれはじめた。


そしてあっという間に約1時間ちょっとの演奏が終了。


最初に約1時間〜1時間半の演奏だと聞いていて、
正直長いなぁと思っていたがとんでもない。


あと倍の時間は聞ける。


何がすごいとかはうまく説明できないが
たった3つの楽器、ウッドベースとギターとピアノの
コンビネーションだけであれだけの“空気”を作れるのだと
正直びびった。


一緒にいた友人もあまりの感動に目が潤っていた。


深い。とんでもない深い世界なのだと感じた。


そのほんの表面しかまだ自分はわからないが、
少しそのさわりを見られた、感じることが出来ただけでも
今日は本当に素晴らしい経験をしたと思う。


どの世界にもプロフェッショナルという人がいて
その人たちは一般人には持っていないある不思議な感覚を
持っているのだと思う。


自分もどんな小さなものでもいいから、
プロフェッショナルとして、とあるジャンルを極めてみたい。
そう改めて感じた。


追伸:

あとから調べてみて知ったのだが、あのウッドベースの人は
ロン・カーターといって、とんでもなく有名な人なんだ・・・


今度CDを買ってみよ


ロン・カーター - Wikipedia