独裁者 / チャップリン

独裁者 コレクターズ・エディション [DVD]
チャップリンの映画をこうやって
まじまじと見るのは初めてかもしれない。


むか〜し、中学の頃だったろうか、
衛星第一かなんかのチャンネルで
ちらっとチャップリンがやっていて感動した記憶がある。


その時に見たのはこの独裁者ではなかったが
似たような感じの映画だったと記憶する。


で、少し話が変わるが英語を勉強するために
「感動する英語」という本を購入した。
感動する英語!


この中にチャップリンの有名な演説
この独裁者の中の映画の一部の演説が入っていて
それを聞いた時に本当に感動したのを思い出す。


そういう流れもあってこの映画を
前から見たいと思っていてついに見る機会を得た。


いやぁ面白かった。


思ったよりもたくさんの細かいネタが
ちりばめられていて、
普通に声を出して笑いまくった。


普通にお笑いとしても全然面白くて
もう少しシリアスな内容かと思ったが
そんなことはなかった。


確か宮崎駿監督が言っていたが
チャップリンの映画は「入り口が広くて出口が狭い」
というようなことを言っていた。


出口が狭いと言っていたかは記憶が定かではないが
確かにそう考えると宮崎駿監督の作品も同様な
部類の作品のような気がする。


一見お笑いであったり、子供でも見られるような
内容であるが、その作品にはとても重いテーマが
含まれている。


映画を見終わったときに何とも言えない感覚に
なるのはそのためだろう。


もちろんこのチャップリンの映画でも
最後に締めるところをきちんと締めて
締めくくった。


感動した。