【41想】 遺書―5人の若者が残した最期の言葉 / verb

遺書―5人の若者が残した最期の言葉 (幻冬舎文庫)

 昨年1年間の全国の自殺者は3万2249人で、過去2番目に自殺者が多かった2007年の3万3093人より844人減ったものの、11年連続で3万人を超えたことが4月2日の警察庁の発表で分かりました。
16分に1人が自殺、11年連続3万人超、自殺か餓死か路上死か最悪の三択せまる日本社会 | すくらむ

なんと16分に1人の人が自殺している
計算になるそうだ。


恐ろしい。


その恐ろしさは、
明日は我が身という恐怖から来るのだろうか。


自分が自殺に関心があるのは、
やはり明日は我が身となりかねない状況が
興味を持たせるのだろう。


自分も漠然とした未来に対する不安から
自殺について考えたことは何度もある。


もちろん実行するまで、
いやその前段階までにも至らないのだが
なんとなく考えてしまうのだ。


「死」について。


そんな中、この本を手に取る。


重い。
果てしなく重い。


ニュースで見るとほんの数十秒で紹介されて
しまうようなことであるが、この本には
5人の自殺した人の話が詳細に描かれている。


いじめを苦にして、病気を苦にして、
「死」という選択をした人たち。


僕が彼らから学べることは何なのだろう。


少し考えてみたが、その答えは見つからない。


ただ言えるのは、やはりそのような人が
「死」という選択をしないでいいような社会を
作らなくてはいけないと思う。


自分たちの出来る範囲でいい。
何か自分に出来ることはないのだろうか。


しかし、まずは自分が命いっぱいに
生きることなのだろう。


それが死を選んだ人たちへの報いになることと祈って。


リンク:
自殺と向き合う 生き心地のよい社会のために | NHK福祉ポータル ハートネット
知人の自殺をきいて: 極東ブログ
20代と30代の死因の1位は自殺 - 若者を自殺へと排除する現実と若者バッシング | すくらむ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/suicide/
http://d.hatena.ne.jp/liptulip/