ネットの恐怖

SMAPの草なぎ君が逮捕された。

アイドルグループ「SMAP」の草なぎ剛容疑者が公然わいせつの現行犯で逮捕された事件で、草なぎ容疑者は1人で全裸になって騒いでいたことが23日、分かった。現在もまだ酔っ払っているというが、容疑は認めているという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090423/crm0904230940006-n1.htm


個人的にも好きな人だし
とても好感を持てる人なので非常に残念だ。


まぁやってしまったのはしょうがないのだと思うのだが、
それにしてもネットの反応がすさまじい。


テレビは一切見ないのでわからんが
どのニュース番組でもこぞって取り上げている
のだろう。


今回、そのすさまじいネットの反応を見て、
正直「恐怖」に近い感覚を覚えた。


香田さんがイラクで殺害されたときの
ネットの反応にも同じようなものを感じた。


なんだろうこの違和感のようなものは。


そう思っていたら、
池田信夫さんのブログでひっかかる記事を見つけた。

この種の自粛には明確な基準もなく、「うちだけ突出するのはまずい」という事なかれ主義で、過剰反応が連鎖する。差別語などと同じく、サラリーマンが自分の頭で考えるのをやめて「コンプライアンス」に過敏になった「思考停止社会」の象徴だ。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/f23e4c1780c932ee07051d3699a64fa6


池田さんはそれを思考停止と解く。
なんとなく納得。


ネットの人たちがどのような反応をしているか
正直詳しくは見ていないのだが、
なんとなく祭りのように楽しんでいる空気は伝わってくる。


すごい嫌な感じだ。


そういう人たちは
中継の記者の後ろでピースをしている人たちと
同レベルのような気がしてならない。


思考停止している人々なのだろうか。


あと村上春樹さんの言っていたことも
少し気になる。

ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思うのは、ひとつには僕が1960年代の学生運動を知っているからです。おおまかに言えば、純粋な理屈を強い言葉で言い立て、大上段に論理を振りかざす人間が技術的に勝ち残り、自分の言葉で誠実に語ろうとする人々が、日和見主義と糾弾されて排除されていった。
活字中毒R。


今回のケースにぴたりと当てはまるとは
思わないが、なんとなく本質は似ているのでは
ないだろうか。


それにしても恐い。。


その他リンクメモ:
2009-04-24
とある酔漢のこと: 極東ブログ