平成狸合戦ぽんぽこ
先日“となりの山田君”を見たせいか、
またジブリ作品を見たくなった。
そして選んだのがこの「平成狸合戦ぽんぽこ」
内容はもう何度も見ているので知っていることだが
やはり映画というのは見る度に考えさせられるものである。
特に印象に残っているのは、最後に昔の風景を楽しもうと、
「化学」を使い、一時的だが昔の風景を取り戻すシーンである。
なんとも切ない気持ちになった。
自分は東京の外れの市で生まれ育った。
そこは都会でも田舎でもない、
ちょうど中間のような場所である。
ちょっと車を走らせれば田園が広がる風景にも行けるし、
逆にビルが建ち並ぶ都心にも行ける。
そんなところで育った。
なので、あのシーンに出てくるような、
山の中の田舎というところで育った記憶はないのだが、
なぜ、何とも言えない懐かしい切ない気持ちになるのだろう?
なぜかそれがとても不思議に感じるのである。
どうもそのような“自然”に、
人が感じることが出来る不思議な力があるような気がしてならない。