日記をつけるということ

ブログを移行しました。


いろいろ訳があって移行したのですが・・・
移行した理由はさておいて、移行の際に過去の自分のポストを見ていた際に、「あぁ、そういえばこんな時もあったなぁ」と忘れていた感情を何度か思い出すポストに出会いました。


もうすでに忘れられている感情ですが、その時の自分にとっていろいろ悩んでいることとか、考えていることとかが客観的に見られてすごい面白いなと改めて感じました。


なんか不思議ですよねぇ。


それでふと思い出したことが2つ。


まず1つ目がTEDxTokyoでの河瀬直美さんのプレゼンです。


彼女は映画監督なのですが、映画監督になるきっかけになった話をその中でされていてとても印象に残っています。

映画は奇跡なんじゃないか。だって、もう二度とないと思っていた時間が、こうして蘇ってくれる。すごいなあ。タイムマシンかなこれは、と思いました。


これを見たときに「そう! その通りだ!」と思いました。
というのも自分は写真を撮ることがとても大好きで、よく写真を撮りまくっているのですが、それは決して芸術的にいい写真と撮りたいということではなくて、過去の写真を見たときに、まさに河瀬さんの言うように「その時の時間が蘇る」というのが好きだから写真が好きなんだ、ということに気付きました。


写真とか動画ってその瞬間・時間を何度も振り返ること出来る、それってまさに河瀬さんの表現されるタイムマシンですよね。それをタイムマシンと表現するのがさすがだなと思います。


で、
もうひとつ思い出したのが、最近読んだ川又三智彦さんの著書です。川又三智彦って誰?と思うと思いますが、あのCMが印象的なツカサのウィークリーマンションの経営者、と言えば誰でもわかるのではないでしょうか。


最近「量子論」というのにふとしたきっかけではまって(そのあたりはまた別にブログにあげようかと。。)、いろいろ量子論関連の本を探している時にこの川又さんが「人生の意味と量子論」と「死の意味と量子論」という本に出会いました。


両方とも読ませていただいたのですが、その中で印象に残っている部分で以下の様な文章を見かけました。

自分の行動でも、世間の動きでも、丹念に記録して振り返ることで、普通では得られない発見や発想が得られます。遠回りに思えるかもしれませんが、ほかにはない成果を誰よりも早くあげたいのであれば、記録を取ることから始めるべきでしょう。


この“記録して振り返る”というのは先にあげた動画や写真、そしてこのような日記(ブログ)に当てはまるものだと思います。そしてそれは過去を振り返る、というのは過去にタイムスリップするということなんじゃないかなと思いました。


「過去にタイムスリップする」


それだけを聞くと、なにSFチック的な話なんだろうと思うかもしれませんが、いや、誰もが過去の写真や動画、または日記(ブログ)を見たときに「過去にタイムスリップ」しているのかもしれません。


面白いですね。そういう視点から見ると、川又さんは「何度も過去にタイムスリップすることで、普段では得られない発見や発想が得られる」というようにも言い換えられるかもしれません。


で、
いろいろ回りくどく書いてきましたが、結局自分が言いたいのは「日記」ってのは結構大事なんじゃないかなぁと思いました。過去にタイムスリップするための、そしそれは何が大切なものを思い出す、また何が自分にとって大切なのかを知り得るためには、その作業が必要なのかもしれませんね。


ブログの移行作業に伴って・・・


なんとなくそんなことを思いました。